特別セミナー
国際学会を乗り切るための 英語プレゼンテーション技法 (終了しました)
講師: Ron Read
関西会場 第1回 集中講義と実習 9月30日(土) 10:00~16:00
関西会場 第2回 個別指導 10月14日(土) 9:30~16:00
東京会場 第1回 集中講義と実習 10月7日(土) 10:00~16:00
東京会場 第2回 個別指導 10月21日(土) 9:30~16:00
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Special-Seminar2017
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趣旨:
日ごろ英語論文の執筆で苦労されている研究者の皆様。英語のライティングは大丈夫という方でも,人前で,しかも英語で話をするのは苦手という方は多いものです。最近は,国内で国際学会が開催されることが増えてきました。また,多くの研究者が学会発表の機会を見つけて積極的に海外の国際学会に参加しています。
英語のプレゼンテーションは基本的に,英語で書いた原稿を読み上げるだけで大丈夫だと考えていませんか。スクリーンに映し出したスライドをめくることで15分,長くても30分の発表は切り抜けられると思いがちです。しかし,音声と視覚の効果を含む英語表現技能は,英語を書き記していくライティングの表現技能とは,大きく異なります。発音,発話法,抑揚,スライドと発表原稿との連動,聴衆を引き付ける話し方,文字データと画像の効果的な表示法,等々,習得すべきスキルはたくさんあります。最も難しいのは質疑応答の時間です。フロアからの(時には訛りの強い英語の)質問を受けて,言葉が聞き取れず,あるいは適切な英語が浮かんでこず絶句してしまう中堅の研究者も見られます。非日常的な場面で英語を戦略的に駆使するための技法も求められるかもしれません。
いずれにしても,大学院時代,英語のプレゼンテーション技法を訓練された記憶があるでしょうか。研究者になってからは日夜,研究に追われて,英語どころではない毎日ではないでしょうか。この機会に,国際学会を乗り切るための英語プレゼンテーション技法を一日がかりで学んでみませんか。間近に迫っている国際学会のために英語の原稿を準備中の方々,また,すぐにではないが近い将来のため今のうち研修を受けておこうという若手研究者の方々,大学院生も歓迎いたします。
このたび,プレゼンテーション技法の指導に定評があるRon Read 氏を迎えて,集中講義と実践的指導,さらに各自の要望に合わせた個別指導を行います。Read 氏は,受講者の技能が飛躍的に上がったという事例が語り継がれる,ほとんど伝説的な存在です。研究者向けにこのような機会を提供することは,学術英語学会として重要な事業だと考えます。「特別セミナー」は,今回の一時的な行事ではなく,引き続き活発に展開してまいります。
関西会場
第1回 集中講義と実習
9月30日(土) 10:00~16:00 定員20名
◆会場:神戸市産業振興センター8階会議室801 (〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号 (神戸ハーバーランド内)
◆対象: 国際学会での口頭発表を準備中の研究者(大学院生含む)。
◆受講料: 12,000円(会員) 15,000円(一般)
(受講料減免制度あり。ただし大学院生のみ。予約フォームを参照。)
第2回 個別指導
10月14日(土) 9:30~16:00 定員8名
(参加者1名につき40分の個人指導を上記時間内に設定。)
◆会場:ヒューマングローバルコミュニケーションズ(株) (〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-23-35-901)
◆対象: 第1回集中講義受講者を優先的に受付いたします。
◆受講料: 6,000円(会員) 7,000円(一般)
(発表用英文原稿の添削をご希望の場合は,別途料金がかかります。)
東京会場
第1回 集中講義と実習
10月7日(土) 10:00~16:00 定員20名
◆会場:日本医科大学武蔵境校舎 E棟2階 (〒180-0023東京都武蔵野市境南町1-7-1)
◆対象: 国際学会での口頭発表を準備中の研究者(大学院生含む)。
◆受講料: 12,000円(会員) 15,000円(一般)
(受講料減免制度あり。ただし大学院生のみ。予約フォームを参照。)
第2回 個別指導
10月21日(土) 9:30~16:00 定員8名
(参加者1名につき40分の個人指導を上記時間内に設定。)
◆会場:日本医科大学武蔵境校舎 E棟2階
◆対象: 第1回集中講義受講者を優先的に受付いたします。
◆受講料: 6,000円(会員) 7,000円(一般)
(発表用英文原稿の添削をご希望の場合は,別途料金がかかります。)
講師紹介 Ron Read(ロン・リード)先生
Ron Read(ロン・リード)は、1969年に日本に設立されたコミュニケーションサービス会社であるヒューマングローバルコミュニケーションズ株式会社(旧社名: クディラアンドアソシエイト株式会社)のバイスプレジデント兼関西支店長です。オレゴン大学でジャーナリズム学士号、フランス政府からの英語講師の証明書習得。1986年に来日するまでは、アメリカのラジオのニュースプロデューサー、ニュースレポーター、新聞の編集者として働いていました。日本では現在、テクニカル・リライター、プレゼンテーション・トレーナー、セミナー・インストラクターの訓練と監督。また、研究論文や企業においてのコミュニケーション研修、学術書籍の英語添削及び、研究者、技術者、エグゼクティブの個人やグループによるプレゼンテーショントレーニングを行っています。会議事務局を組織立上げ経験(国際ビジネスコミュニケーター)。 Kinki Macintosh Users Groupの秘書役を務め、大阪商工会議所の長年のメンバー。電子情報通信学会論文誌D(グループD)に提出された手紙と論文の執筆品質評価員経験。
プレゼンテーションの基礎
準備段階の心がけ アウトラインの作り方 1枚のスライドに何を盛り込むか 文字データと画像データの配分 内容構成と時間配分 表情と姿勢,など
英語のプレゼンテーション技法
英語の発音・発声・抑揚 効果的な英語のフレーズ表現 口頭発表によく使う英語表現(始め方 スライドからスライドへの推移 要点の打ち出し方 強調・注意喚起の仕方 終わり方,など)
質疑応答の切り抜け方
英語の聞き取り 質問のとらえ方 何をどう答えるか 戦略的な方策 など
*現在準備中の発表原稿があればお持ちください。
*発表原稿の添削はマイナーなものであれば個別指導の際にご提示ください。分量が多ければ別途,ご相談ください。
◆メッセージに従って受講料の納入をいただき,入金が確認でき次第,予約確定をお知らせいたします。
◆収容定員の関係がありますので,お早目の予約をお勧めいたします。
◆公費扱いにも対応しております(公費の場合,入金の時期に関してはご相談に応じます。)
主催: 一般社団法人 学術英語学会