Japan Society of English for Research (J-SER) 

2017年定期セミナーご案内

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平成29年度 学術英語学会 定期セミナー
第1回~第4回

研究者のための英語

ポスター  2017regular-seminar-poster

案内文 案内文pdf  2017regular_seminar

第1回 英語の類語を使い分けるために(動詞+名詞編)
—「あれかこれか?」を解決するためのコーパス検索(入門と実践)—
日時: 平成29年11月11日(土) 13:30~16:30

第2回 英語論文執筆と口頭発表にコーパスを活用する
日時: 平成29年12月9日(土) 13:30~16:30

第3回 理工系研究者のための英語論文作成法—–アカデミックライティング上級
日時: 平成30年1月27日(土) 13:30~16:30

第4回 英語による研究者交流の方法と実践
――ソーシャライジングとネットワーキング――
日時: 平成30年3月24日(土) 13:30~16:30

全体の概略

本学会では、英語を巡って日夜苦労している研究者のためにいくつかのテーマを重点的に取り上げます。

まず第一にライティングです。論文の作成や推敲で苦労している研究者がやみくもにネイティヴスピーカーの添削にたよったり、既成の英語辞典の記述をむやみに信じたりする光景をよく見かけます。しかし本学会では「自分自身で英語の用法をチェックし吟味しながら書き進める」いわゆる independent writer を理想像と考えます。そのためにコーパスという強力なツールが開発されており、一般のユーザーにとって身近になってきました。これは特に英語論文の作成や口頭発表の原稿作成のために大きく役立つものでありながら、英語関係の研究者以外にはあまり知られていません。コーパス検索を行うことで、「この場合、Aという語とBという語のどちらを選んだらよいだろう?」とか、「Aという語の直後にはどのような語を置いたらよいだろう?」といった疑問を解決する有力な手掛かりを得ることができます。受講者には無料トライアルによりパソコンで実際にコーパスへアクセスしていただきます。定期セミナーでは英語コーパスがご専門の新進気鋭の研究者お二人をお招きし、最先端の知識に基づく講習を2回にわたり行っていただきます。

また理工系の研究者を対象としたアカデミックライティングの講習も1回分用意しております。ご自身が化学のPh.Dをお持ちで東京大学のALESSプログラムでも活躍された若手講師をお招きいたします。

もう一つの大きなテーマは、英語による研究者交流の方法です。地味な作業と周到な準備を前提とする論文執筆とは異なり、ソーシャライジングとネットワーキングは、その場その場での臨機応変な発話が求められます。国際学会での発表は、原稿を用意してそれを口頭で読み上げれば切り抜けられるかもしれません。しかし、パーティーの場面では、初対面の海外の研究者との人間的な交流のきっかけをつかまなければなりません。このような場面に対応できる英語の技能訓練は残念ながらほとんど行われておらず、研究者はぶっつけでお茶を濁しているのではないでしょうか。本学会のセミナーでは、模擬パーティーを設定し、この困難な場面に対応できる技能訓練のプログラムを提供いたします。

(「定期セミナー」とは別に「特別セミナー」(プレゼンテーション技法等)も用意しております。別途ご案内をご覧ください。)

 

第1回 英語の類語を使い分けるために(動詞+名詞編)
「あれかこれか?」を解決するためのコーパス検索(入門と実践)
 日時: 平成2911月11日(土) 13:3016:30   (休憩15)
会場:  日本医科大学武蔵境校舎 E棟2階 マルチメディア教室

(東京都武蔵野市境南町1-7-1)

講師: 小林雄一郎 (日本大学生産工学部助教)

大阪大学大学院言語文化研究科修了。博士(言語文化学)。専門は,テキストマイニングとコーパス言語学。主な著書として,『Rによるやさしいテキストマイニング』(オーム社),『Rによるやさしいテキストマイニング[機械学習編]』(オーム社),『仕事に使えるクチコミ分析—テキストマイニングと統計学をマーケティングに活用する』(技術評論社)など。

非母語話者が英語で論文を書く際,類語の使い分けが非常に大きな問題となります。日本語に訳した場合に同じ意味を持つ単語であったとしても,英語で同じように用いられるとは限りません。たとえば,同じ「要求する」という動詞でも,claimとrequireでは用法が異なります。言い換えると,その単語とよく一緒に使われる単語(コロケーション)が異なります。それらの動詞が取る目的語を調べてみると,claimはcompensationやdamageのような金銭的な補償を表す語を目的語に取ることが多く,requireはapproval(承認)やreturn(返還)などを目的語に取ることが多いです。このような類語の使い分けを確認するには,コーパスを使うのが一番です。コーパスを検索することで,ある動詞がどのような名詞と強く結びついているのかを瞬時に把握することができます。また,コーパスには数億〜数十億の単語が収録されているため,辞書では詳しく解説されていないような単語の用法を知ることも可能です。

本セミナーでは,コーパスに関する基本的な知識を身につけたあと,実際にコーパスを検索し,コロケーションの観点から類語の違いを確認する方法を学びます。具体的には,似たような意味を持つ動詞と結びつく名詞(目的語)の違いを扱います。

定員: 50名
対象: コーパスを利用して英語の語法を調べ、英語論文の執筆に役立てたい研究者(大学院生含む)。分野不問。
参加費: 2,500円(会員)、3,800円(一般)

第2回 英語論文執筆と口頭発表にコーパスを活用する

日時: 平成29129日(土) 13:3016:30   (休憩15)

会場:  日本医科大学武蔵境校舎 E棟2階 マルチメディア教室
(東京都武蔵野市境南町1-7-1)

昨年の入門編に引き続き、英語コーパスの利用法を解説します。今回はライティングだけでなく、プレゼンテーションの準備も視野に入れます。「書き言葉」とともに「話し言葉」として自然な英語を調べる際にコーパスがいかに役立つかを理解していただけるよう、パソコンで実際にコーパスにアクセスしていただきます。書き言葉としては、PERC (Professional English Research Consortium) Corpusを、話し言葉としてはMICASE(Michigan Corpus of Academic Spoken English)とBASE(British Academic Spoken English)を主に利用します。導入的な内容から扱いますので、コーパスについて予備知識のない方におすすめです(昨年の第1回・第2回セミナーの内容と一部重複します)。

講師: 石井康毅(成城大学 社会イノベーション学部 准教授)
東京外国語大学外国語学部・大学院で認知意味論・コーパス言語学・辞書学を学び,東京理科大学理工学部講師を経て,現在成城大学社会イノベーション学部准教授。主な著書は,『英語教師のためのコーパス活用ガイド』(分担執筆),『道を歩けば前置詞がわかる』(共著),『連関式英単語LINKAGE』(共著),『最新英語学・言語学用語辞典』(分担執筆),『エースクラウン英和辞典初版・第2版』(分担執筆),『オーレックス英和辞典』シリーズ(専門執筆),『プログレッシブ英和辞典第5版』(分担執筆)など。

対象: コーパスとは何か,その利用方法はどういうものか,ライティングやプレゼンテーションにどう役立つのか,について知りたい研究者(大学院生含む)。分野不問。

定員: 50名
参加費: 2,500円(会員)、3,800円(一般)

3回 理工系研究者のための英語論文作成法

    —–アカデミックライティング上級

 
日時: 平成30年127日(土) 13:3016:30   (休憩15)

会場:  日本医科大学武蔵境校舎 E棟2階 マルチメディア教室
(東京都武蔵野市境南町1-7-1)

本講習では、アクセプトされる科学論文を書くには何が必要か、科学論文を英語で書くには何に注意を払うべきか等を具体的に解説します。圧倒的に英語での発表が中心になっている現在、日本の研究者はどうすればグローバルに通用するレベルの論文を書き上げることができるかについての戦略を紹介します。海外誌に効率的に投稿するための手段やコツ、また論文を書くときに遭遇する問題点の解決対策も提示します。研究の重要性や将来性などをより効率よく伝えるためのキーフレーズ、また様々な表現の違いなどを事例で紹介します。さらに、役に立つ言い回しや便利な表現などを練習する課題にも取り組みます。
参加者の方々の自らの経験に沿いモチベーション向上をサポートしながら、科学論文を何度も投稿されている方にも、またこれから新たに始めようとする方にもお役に立つ情報を提供します。

講師: 三品由紀子(名古屋外国語大学 現代国際学部 専任講師)
シカゴ大学理学部化学科で学士号(B.S.)、同大学大学院理学研究科で博士号(Ph.D.)を取得した。博士論文は、DNA損傷修復に関わるタンパク質の構造と機能解明の研究である。理化学研究所でのポスドクでは、光学イメージング技術による脳内活動をリアルタイムで測定する研究を行った。その後活動の場を広げ、東京大学で理系学生のための科学論文の書き方を教え、その間同僚と英語科学論文の書き方についての本を執筆した。現在は名古屋外国語大学で英語教育に取り組んでいる。

対象:理工系の大学院生、研究者。
定員: 50名
参加費: 3,000円(会員)、5,000円(一般)

第4回 英語による研究者交流の方法と実践

――ソーシャライジングとネットワーキング――
海外との交流で研究の視野が広がる! パーティーの場面を実地に再現してネイティヴ・スピーカーとの会話練習に取り組む。

日時: 平成30年3月24日(土) 13:30~16:30   (休憩15分)

 会場: 日本医科大学武蔵境校舎 E棟2階 大教室
(東京都武蔵野市境南町1-7-1)

講師: 﨑村耕二(学術英語学会 理事)他を予定
(アメリカ人等の英語会話パートナー数名も指導補佐に当たります。)

英語による研究者交流の方法を学びます。ソーシャライジングとネットワーキングのリテラシーに関するいくつかの観点を設定し,現実的な場面で生かせる会話技法を解説します。さらに,現実のパーティーに見立てた模擬練習を行います。全体の半分以上は実際に英語を使った実践練習に取り組みます。イギリス人等の研究者が数名,会話パートナーとして参加し,練習相手となります。

研究者が学ぶべき英語の側面は,英語論文ライティングだけではありません。学術的な内容について英語で談話することは,我々が最も苦手とすることかもしれません。国際学会の後のパーティーで,日本人同士固まって会話をしている風景をよく見受けますが,海外の研究者が集まって談笑する場面を避けることは,研究の視野を狭めることにもなりかねません。異なる文化的背景を持つ海外の人々と英語で会話をすることは,それ自体むつかしいことです。もしそれが研究者の集まりであって,しかも研究に関連する談話や今後の共同研究の可能性を語り合うような場面となれば,相当高度な会話力や状況処理能力が求められます。このセミナーは,国際的な場面での会話リテラシーを身に着ける貴重な機会になるでしょう。

対象: あらゆる分野の研究者(大学院生含む)。国際学会への参加、海外留学・研修等を予定している方。
定員: 15名
参加費: 5,000円(会員)、7,000円(一般)

申込: 本学会ホームページより予約をお願いいたします。
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主催: 一般社団法人学術英語学会

問い合せ: 学術英語学会事務局 (詳細は上記ホームページの問合せフォームをご利用ください。)

——この案内の日時・場所以外の情報は若干、変更される場合があります——

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