Japan Society of English for Research (J-SER) 

アドヴァイザー2

石川慎一郎先生(アカデミック・アドヴァイザー)のご紹介

このたび学術英語学会では,神戸大学大学院教授石川慎一郎先生をアカデミック・アドヴァイザーにお迎えすることとなりました。

日本におけるコーパス言語学の第一人者である石川先生は優れた研究業績をあげてこられ,また大学院における熱心な指導でも有名です。英語のライティングは多くの研究者にとって最大の関心事であることは言うまでもありませんが,本学会は,コーパス言語学から得られる知見がライティングの向上にきわめて有効であることに着目し,言語研究の成果をいち早く「研究者のための英語」に役立てようと試みております。石川先生からいただく御指導,御助言は,今後,学会が推進する「学術英語」の研究およびライティング・セミナー等の企画に大きな助けになるものと期待されます。

ご略歴と,本学会のために御寄稿いただいたメッセージをここに掲載させていただきます。

(ご略歴)

神戸市出身。神戸大学文学部卒業。神戸大学文学研究科/岡山大学文化科学研究科修了。博士(文学)。静岡県立大学,広島国際大学を経て,現在,神戸大学全学基盤系教育基盤域教授。専門は応用言語学。主著として,『英語コーパスと言語教育』(大修館書店,2008),『言語研究のための統計入門』(くろしお出版,2010), Corpora and Language Technologies in Teaching, Learning and Research(University of Strathclyde Publishing, 2011),『ベーシック コーパス言語学』(ひつじ書房,2012),『日本語教育のためのコーパス調査入門』(くろしお出版,2012),『言語研究と統計的アプローチ』(金星堂,2016),『ベーシック応用言語学』(ひつじ書房,近刊)ほか。コーパス言語学や実験心理学などの科学的・実証的アプローチに基づく言語研究の業績によって,大学英語教育学会学術賞,全国英語教育学会学会賞,中部地区英語教育学会学会賞他を受賞。

(メッセージ)

応用言語学の領域においても,専門目的のための英語(English for Specific Purposes)と,一般目的のための英語(English for General Purposes)をつなぐ概念として,広義の学術英語(English for Academic Purposes)への関心が高まっています。しかし,何をもって学術英語と呼ぶのか,学術英語の示差的特徴は言語学的にどのように同定できるのか,学術英語教育と一般英語教育はどのように切り分けられるのかなど,未だ完全には解明されていない問題も多く残されています。今後,応用言語学がこの点について新たな知見を得ようとするならば,応用言語学者の狭いコミュニティを抜け出て,幅広い学術分野と交流することが不可欠になると言えるでしょう。人文系の研究者と自然系の研究者がそれぞれの背景や見識をふまえつつ,学術英語の諸相を共に議論できる稀有な場として,学術英語学会のますますのご発展を期待しています。

 

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